拙著が発売されました。
癌に関しては10冊目になります。
この本は、癌医療において前例のない、
ある意味で革新的な本と自認しています。
従来の癌検診の限界として、
癌の大きさが1cm程度、
癌細胞数は10億個程度ならないとみつけられませんが、
「循環腫瘍細胞検査(CTC)」なら1~1.5mm程度、
癌細胞数で100万個くらいでの超早期発見が可能です。
CTCは例えば3.7個/mlというように
血液中の癌細胞の個数で表現されますから、
腫瘍マーカー同様、治療によって下がっていくか、
上がっていくか、経過を追うにも有用です。
しかし、この方法が最先端過ぎて、
厚労省の認める健康保険医療にはなっていないので、
医師はこの検査法をあまり知りません。
1mm程度なら、血液の腫瘍マーカー、CT、MRI、PET-CT、超音波検査、
内視鏡などでは絶対にみつかりませんので治療しようがありません。
しかし、天然の抗癌剤である
超早期癌でも可能です。
癌の患者さんには、腫瘍マーカー検査より鋭敏なので、
経過を追うのに役に立ちますし、
もともと腫瘍マーカーに出ないタイプの人には是非お勧めです。
また、ご家族やご友人の癌早期発見に有用です。
この検査法は血液中の癌細胞を拾う極めて難度の高い技術が必要ですが、
私はもう10年ほど、信頼するギリシアのRGCC社に依頼しています。
経験上極めて癌臨床に役に立ちますので、ご検討ください。
この本の後半は超高濃度ビタミンC点滴療法の最新情報が満載ですので、
是非お読みいただければ幸いです。
当院の6名の癌患者さんの興味深いインタビューも載っています。