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癌総合知の勧め5

2021/05/31

 先日興味深い論文を見つけました。

米国人の閉経後の乳がん患者498人を平均6.7年追跡し、

血中葉酸値を5群分析した結果、葉酸値最高群は最低群に比べ、

死亡リスクがなんと59%も低かったのです!

即ち、葉酸をしっかり摂っている人は、

乳がん死亡が4割に減るという画期的な結果です。

はっきり言って、どんな抗癌剤よりも効果的です。

おそらくは、あらゆる癌医療にも、葉酸は大切でしょう。

癌医療における栄養の重要な役割について、改めて考えさせられました。

当院は基本的に全ての癌の方に総合ビタミン・ミネラル剤をお勧めしているのですが、

私の時間不足などで説明しそこなうことを反省しております。

 

 当院の総合ビタミン・ミネラル剤は良質で、もちろん葉酸も十分に入っております。

葉酸という栄養素は妊娠中必須であることは知られていますが、

癌医療では意外と忘れられています。

 

 コロナ感染予防に大切なビタミン・ミネラルとしてこの頃重視されているのが

ビタミンC・D、亜鉛ですので、いくら食事に気を付けていても、

特に癌の方はビタミンCのみならず、ビタミンDや亜鉛も豊富に含有している

総合ビタミン・ミネラル剤をお摂りください。

受付にて販売しております

柳澤厚生著「新型コロナウイルスはビタミンC・D・亜鉛で克服できる」

は良書ですので、お勧めです。

栄養に注意して、普段から免疫系を高めておくべきです。

 

 今月の結論は単純です。

癌や感染症などの予防や治療に、やはり総合ビタミン・ミネラル剤は有用です!

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